世界恐慌(大恐慌)とは?

金融危機の歴史

大恐慌とは?

世界的規模で起きる経済恐慌で、
ある国の恐慌が次々と他国へと波及し、世界的規模で広がる事象を世界恐慌といいます。
一般的には1930年前後に起こった世界恐慌のことを指します。

何が起こったのか??

大恐慌の惨状としては、
1929年から1933年にかけて、米国の名目国民純生産1/2以上実質1/3以上下落しました。

国民純生産とは…国民生産(GNP)から、減価償却費(固定資本減耗)を差し引いたものを指します。 国民総生産(GNP)から減価償却費を差し引くことでより純粋に生み出された価値を計算することができます。

他の資料の統計によると、
失業率は3%→25%に上昇、
鉱工業生産指数は半減
約1/3の銀行が営業停止

さらに象徴的な出来事は1929年の10月に起きた株価大暴落です。
S&P総合90種普通株式指数は同年9月7日に254ドルの最高値をつけたましたが、
10月29日には162ドルまで下がりました

株価が大暴落すると、
①生産が落ち込む
②貨幣供給量が縮小する
③銀行が倒産する
と負のスパイラルに陥り世界各国まで波及し世界規模の金融危機が起こりました

どうやって収束したのか

収束した理由に関してはいろいろな意見があるので一概にこの政策のおかげ!とは言えませんが、
具体的に何をしていたのかを紹介したいと思います。

1.ニューディール政策

今までのアメリカの政府は自由主義的経済政策のところを、
政府が監督をして、再建の手助けなどを積極的に行われました。

2.バンクホリデー

全国の銀行を閉店とすることを決めその間に、すべての銀行はきびしく連邦政府の監督を受け、健全な再建ができるところには貸し付けが行われ、救済不能な銀行は整理されました。

3.第二次世界大戦突入

かなり不謹慎ですが、戦争が起きると景気が良くなります大戦景気

  1. 戦争に関係する物資の需要の高まる。
  2. 戦争に関わる物資を生産する上で必要とする原材料の需要の高騰。
  3. 勝戦国が敗戦国から獲得した戦時賠償による消費の拡大。

です。日本を含め各国の戦争の歴史を見ると肯定せざる得ません。

以上の3つが大恐慌を収束させた解決策だと思います。

その頃の日本は??(昭和恐慌)

もちろん世界恐慌の波及は日本にも及びました。
さらに最悪なことに、日本はその頃に金本位制を復活させていました。

なぜそんなタイミングで?と思われるかもしれませんが、政府が金解禁を急いだのは、
1929年(昭和4年)までのアメリカの繁栄を見ていたためと思われます。
なので誰一人として世界大恐慌が起こるなどと夢にも思わなかったのです。

そのため、世界恐慌と金解禁による不況が二重で受けることになりました。

1930年(昭和5年)時点での日本の1人あたり国民所得(GNI)は、アメリカの約9分の1、イギリスの約8分の1、フランスの約5分の1、ベルギーの約2分の1にまで落ち込みました。

金本位制…お金と金(きん)の交換を認め、国際間の金の移動を自由にする通貨制度のこと

最後に

この恐慌が遠因の一つとして「持たざる国」vs「持てる国」の二極化で、
第二次世界大戦が勃発しました。

今は時代も変わりそんなことは起きないと思いますが、
経済を予見する力は必要だと感じました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました